松山政治思想研究会

政治学や隣接分野(哲学、歴史など)を不定期で学ぶ学生の勉強会。

フィールドワーク!?

 事前に告知しませんでしたが、今日はフィールドワークに出向いていました。

 ご当地アイドルをめぐる某事件を知り、責任があると思われる事務所を下調べしたかったわけですが、残念ながら突き止められず。グーグルで調べると「松山市の刑務所」なるぶっ飛んだ説明が書かれていますが、どう考えてもあそこに写ってる掘っ立て小屋には誰もいなさそうで、別に隠れ家があると思いましたが。すでに雲隠れしたのでしょう。今後は向こうの出方を待ちます(ホームページは閉鎖中)。

 某事件に限らず、違法かつ不当な労働環境が横行しています。フィールドワークのついでにその辺の社会事情も歓談。歩く景色全てが画一的な幹線道路と車とチェーン店に覆われた「ファスト風土」はいかがなものか、欧米諸国の「戦う民主主義」は日本の現状にどこまで適用可能か、とか、話題は自由に飛びながら歓談に明け暮れました。

 あと、来週から丸山眞男『日本の思想』の読書会が始まるので、その打合せも。政治学の古典である丸山の本ですが、ツイッターの告知も虚しく新規の参加希望者はなし。こちらが拠点にこもるだけじゃなくて、積極的にあちこち出向く必要があるのでしょうか。地方で自主的に社会活動するのは難しい。

 帰りは書店に立ち寄り自然解散。今これを書いてる私がフィールドワークで汗だくになって、どう考えても体臭がキツくなっていたので、耐えきれず帰りました。迷惑おかけしました(実は今日は予防を怠った感ありなので、部分的には「自己責任」なのです)。

 しかし最近は単に「迷惑」なことも○○ハラスメントと呼びまくるから、言葉が軽々しくなっている気もします。本当に社会問題解決に資する言葉・概念の役割は、単に言いやすいフレーズを量産するだけにはないのではとも感じます。そのためにも我々は今後も地道に研究会に励む所存です。