松山政治思想研究会

政治学や隣接分野(哲学、歴史など)を不定期で学ぶ学生の勉強会。

第一回政治・思想研究会

 バレンタインデーの日に初回の研究会を事実上実施してしまいました。テキスト選定などの準備作業になるかと思いきや、候補の論文が意外と読みやすく、そのまま政治情勢について談義するうちに五時間もの時間を費やして研究会は終わりました。とても楽しかったと思います。

 ついでに、今日は研究会の報告書も執筆していました。初回はハイデガーという、二十世紀ドイツの実存主義的哲学者の政治解釈について学びましたが、彼の政治論と、サークル発足の意義が、実は深いところで繋がっているのではないかという発見もあり、難しい思索家という印象のあるハイデガーに対する見方が少し変わりました。

 二回目以降の会は、ハイデガーと決別したとされるハンナ・アーレントという政治哲学者の議論を学ぶかもしれませんし、まだこれから決める段階です。他には青土社刊行の雑誌『現代思想』の特集「保守とリベラル」あたりが、近年の政治対立について簡潔にまとめながら議論している論文が多くて、これを例えば新入生歓迎の際に、一緒に読んだり内容を私たちが要約した上で話してみると楽しいのではないかと感じました。

 こんな感じで春休みは断続的に学習会を開いてますので、興味のある学生さんはぜひお声をかけてみてくださいね。