愛媛社会問題研究会

2017年4月発足の社会研究サークルです。

丸山眞男『日本の思想』読了

 昨日、『日本の思想』読書会を実施し、全三回で丸山の論文「日本の思想」を読み終えました。

 次回の読書会はやや時期を飛ばして、7月7日(土曜)になる予定。テキストは二点あり、一つ目は『現代思想』所収の鼎談「〈官邸前〉から〈国会前〉へ」(ミサオ・レッドウルフ、小熊英二、奥田愛基)。もう一つは同じく鼎談による新刊『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(ブレイディみかこ北田暁大松尾匡)。

 丸山論文で近代日本における精神的基軸の欠如という構造を踏まえ、今回は具体的に社会運動や社会評論のテキストにあたり、現代の様々な社会問題を検討していきたいと思います。左派のみならず右派・ノンポリ勢もぜひ参加を。

 日時・会場はいつも通り13時〜17時まで、松山大学の樋又キャンパス1階にて。飛び入り参加も歓迎ですが、テキスト未所持の方は事前にexnihilo1984@gmail.comまで連絡してもらえたら、コピーした分を用意できます。

丸山眞男『日本の思想』読書会②

 前回に引き続き、本日も読書会でした。今回は書名と同じタイトルの論文「日本の思想」。前回の講演録とは違い、難解な論理や用語が駆使された文章なので、前半と後半に分けてじっくり読み解くことにしました。

 そして、今回は前半(まえがき〜第二章)を事前に読んできて、後はひたすら自由討論。全体として日本の「精神的雑居」(雑種ではない)状態を批判的に解明した画期的な思想史研究(というより古典)ですが、その間に使われる様々な言い回しにいちいち苦戦(例えば、超近代と前近代の独特の結合としての日本の「近代」って何だ?!とか)。

 とりあえず丸山が主要な比較対象にしている西洋の思想史の大まかな流れを確認しながら、日本史の知識も補足しつつ、何とか推測しながら進めていきました。今回の読書会は異様に疲れました(単に気候が蒸し暑かったからかもしれない)。

 次回は来週の土曜日に、同じ時間・同じ場所にて後半(第三章〜おわりに)に取り組みます。余裕があれば、『現代思想』所収の社会運動史に関する鼎談も読む予定です。

 

丸山眞男『日本の思想』読書会①

 事前の告知通り、先週の水曜日から丸山眞男『日本の思想』(岩波新書)の読書会を開始しました。

 初回は講演録2つを消化。次回は本の題名にもなっている論文「日本の思想」前半部を読む予定です。ちなみに次回は今週の土曜日にやります。詳しくはツイッターにて。

フィールドワーク!?

 事前に告知しませんでしたが、今日はフィールドワークに出向いていました。

 ご当地アイドルをめぐる某事件を知り、責任があると思われる事務所を下調べしたかったわけですが、残念ながら突き止められず。グーグルで調べると「松山市の刑務所」なるぶっ飛んだ説明が書かれていますが、どう考えてもあそこに写ってる掘っ立て小屋には誰もいなさそうで、別に隠れ家があると思いましたが。すでに雲隠れしたのでしょう。今後は向こうの出方を待ちます(ホームページは閉鎖中)。

 某事件に限らず、違法かつ不当な労働環境が横行しています。フィールドワークのついでにその辺の社会事情も歓談。歩く景色全てが画一的な幹線道路と車とチェーン店に覆われた「ファスト風土」はいかがなものか、欧米諸国の「戦う民主主義」は日本の現状にどこまで適用可能か、とか、話題は自由に飛びながら歓談に明け暮れました。

 あと、来週から丸山眞男『日本の思想』の読書会が始まるので、その打合せも。政治学の古典である丸山の本ですが、ツイッターの告知も虚しく新規の参加希望者はなし。こちらが拠点にこもるだけじゃなくて、積極的にあちこち出向く必要があるのでしょうか。地方で自主的に社会活動するのは難しい。

 帰りは書店に立ち寄り自然解散。今これを書いてる私がフィールドワークで汗だくになって、どう考えても体臭がキツくなっていたので、耐えきれず帰りました。迷惑おかけしました(実は今日は予防を怠った感ありなので、部分的には「自己責任」なのです)。

 しかし最近は単に「迷惑」なことも○○ハラスメントと呼びまくるから、言葉が軽々しくなっている気もします。本当に社会問題解決に資する言葉・概念の役割は、単に言いやすいフレーズを量産するだけにはないのではとも感じます。そのためにも我々は今後も地道に研究会に励む所存です。

プレ読書会

 ツイッターでは既に告知してますが、今週の水曜日(16日)に読書会をします。正確には、今後読んでいくテキストを決める話し合いですが。テキストは複数でも良く、ジャンルが社会問題系なら何でもありです。興味のある方はちょっと立ち寄ってみて、色々お話しましょう。

 

・16日の13:00〜15:30頃

松山大学樋又キャンパス1階

・場所がわからない等の人はexnihilo1984@gmail.comまでご連絡を。待ち合わせできます。

 

 社会問題系って何やねんと思われるかもしれないので、一例をあげると、これを書いている私は最近経済・労働問題に関心があります。大きな視点では所謂アベノミクスの評価とか、小さな視点ではブラック企業問題とか様々ですが。そういう有名どころの問題であれば、専門書に限らず、様々な解説書や雑誌論文があるので、メンバー分のテキストをそろえることも簡単だろうと思いまして。

 様々なテーマに関する本をあれこれ読み合うのも楽しいかもしれません。今日は政治問題について、次は経済、次は文化などというように。

 何にせよ、人が集まらなければ読書会は開けません。今いるメンバーだけでも運営はしますが、ちょっとでも関心のある方は途中参加でも何でも良いので、お気軽にお声がけください。

5月研究会

 連休中ですが、研究会を開きます。概要は以下の通り。

 

日時:5月1日(火)午後(恐らく13:00〜17:00)

会場:松山大学樋又キャンパス1階

テキスト:メンバー作成のレジュメ

 

 テキストのレジュメですが、構成は1)国内外の社会情勢、2)メンバーの近況、3)今後の活動方針としています。

 今回、1の論点は南北朝鮮の「終戦宣言」合意と、官民で相次ぐ「セクハラ」問題を取り上げる予定です。

 2、3はネットでは非公開としますが、作成者が個人的に読みたい本や映画がたまりにたまったため、サークルで一緒に共有できそうなものは無いかな、とリストアップしてみる次第です。扱える作品が具体的に決まり次第、5月以降、読書会や上映会を随時開いていきたいです。

 連休中なので多くの学生は帰省を開始してるとは思いますが、もし立ち寄ってみたいという方がいれば、exnihilo1984@gmail.comまでご連絡ください。

 なお、その際、別に○○大学○○学部○○学科○○コースの〜と事細かに個人情報を載せてもらう必要はありません。あくまでも現地で会って交流できるようにするための情報交換だとご理解ください。

 

*1日から4日に変更しました。

時事問題ディスカッション

 社会問題研究会のクセに、最近の時事問題をほとんど取り扱っていません。一度まとまった形でディスカッションのイベントを開こうかと思います。

 とりあえず初回の構想は以下の通り。変わる可能性は大いにありますので、目安程度にご覧ください。

 

・日時:五月某日(水曜)13:00〜16:00

・会場:松山大学樋又キャンパス1F

・テーマ

 ①政治編

 ・国内:森友学園加計学園問題をめぐる国会論争と院外運動(デモ)ーポスト安倍政権の展望はあるのか?

 ・国際:シリア攻撃とトランプ政権の行く末ー「強硬」外交は支持強化に繋がるのか?

 ②経済編

 ・国内:アベノミクスの意義と限界ー金融政策の効果と「好景気」の実態はどこにあるのか?

 ・国際:グローバル化と「南北」中間層の興亡ー疲弊する先進国中間層と成長する新興国中間層の違いとは?

 ③文化編

 ・相撲「女人禁制」問題ーそれは「合理的な」性区別といえるのか?

 ④社会編

 ・原発と科学技術:廃炉であれ、推進であれ、原子力の管理はいかにすべきか?

 

 三時間で六つの論点を用意すると、一つにおよそ三十分くらい議論できるので時間的にもダレないだろうしちょうど良いかと。当日は会員が論点ごとに、議論の参考になる新聞記事や雑誌論文の類いを切り貼りして、皆でその場で読みつつ、思いつくままに意見や感想を交換する感じになるでしょうか。

 今の段階で参加希望があれば、exnihilo1984@gmail.comまで。